
駐日イギリス大使館は2025年8月31日(日)、英国海軍のクイーン・エリザベス級航空母艦「プリンス・オブ・ウェールズ(Prince of Wales:R09)」が東京に寄港するのに合わせ、一般向けの艦内見学ツアーを実施すると発表した。現在、このツアーへの参加希望者を対象にした抽選受付を実施中で、応募締切は7月23日(水)12時までとなっている。
今回の見学ツアーは、英空母打撃群Carrier Strike Group 25(CSG25)の旗艦として展開中の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」が今夏、日本を訪れる機会を活用して企画されたもの。見学は午前中に実施され、参加は事前応募制の抽選により決定される。応募は一人一回限りで、同伴者1名まで登録可能。重複応募は無効となる。
艦内は構造上、急な階段や狭い通路、段差が多いため、18歳未満の人、車椅子利用者、歩行に補助が必要な人は参加対象外とされている。応募者多数が見込まれることから、見学への参加は抽選によって決定され、当選者には集合場所や見学時間などの詳細が後日通知される。
イギリス海軍は「プリンス・オブ・ウェールズ」を含む空母打撃群を、2025年8月から9月にかけて日本を含むインド太平洋地域に展開させる計画であり、今回の寄港は2021年9月の空母「クイーン・エリザベス」等による寄港に続き2度目となる。日本政府は、安全保障環境が一層厳しさと不確実性を増す中、今回の寄港が地域の平和と安定に対する英国のコミットメントを示すものであるとともに、日英間の安保・防衛協力の強化にも資するものとして歓迎の意を示している。
寄港する空母打撃群は、「プリンス・オブ・ウェールズ」、イギリス海軍のデアリング級駆逐艦「ドーントレス(Dauntless:D33)」、ノルウェー海軍のフリゲート艦「ロアール・アムンセン(Roald Amundsen:F311)」の3隻で構成される予定。「プリンス・オブ・ウェールズ」は在日米軍横須賀海軍施設と東京国際クルーズターミナルに、「ドーントレス」は海上自衛隊横須賀基地に、「ロアール・アムンセン」は横須賀基地と東京国際クルーズターミナルにそれぞれ寄港する計画。
情報発表元:駐日英国大使館 X.com - 今夏日本に寄港する #CSG25 の旗艦、英国海軍最新鋭空母「HMSプリンス・オブ・ウェールズ」 @HMSPWLS 。一般向け艦内特別見学ツアーへの抽選受付を開始しました【関連ジャンル】 港湾 : 東京港 東京国際クルーズふ頭 海運事業者 : イギリス海軍