画像提供:東京都港湾局

商船三井クルーズは2025年8月7日(木)、同社が運航するクルーズ船「MITSUI OCEAN FUJI」をリニューアルされた晴海客船ターミナルへ初めて入港させる。晴海の客船ターミナルへのクルーズ船入港は、2020年以来およそ5年ぶりとなる。

「MITSUI OCEAN FUJI」は、青森港から東京へ航行、当日は8時に晴海へ着岸し、16時に神戸港へ向けて離岸する予定となっている。入港時には東京消防庁臨港消防署による歓迎放水が予定されている。

入港場所となる新たな晴海客船ターミナルは、鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)の平屋建てで、延床面積は3,257平方メートル。通常の開館時間は9時から17時までだが、客船寄港時は停泊時間に応じて夜間も対応する。主要施設には待合エリア、トイレ、自動販売機スペースのほか、管理・検査エリア、観光バスやタクシーの待機場、一般車用の駐車場などが整備されている。施設管理は東京港埠頭株式会社、株式会社シミズオクト、日本空港ビルデング株式会社からなる「東京国際クルーズターミナルグループ」が担っており、施設自体は既に完成済み。

今回の入港は、リニューアル後の施設活用として初の事例となり、今後は東京国際クルーズターミナルとあわせて、東京港におけるクルーズ船の受け入れ体制が強化される見通し。東京都港湾局はこの動きを「2050東京戦略」におけるインフラ・交通施策の一環と位置づけている。

なお、当日は保安上の理由から、船内および岸壁への立ち入りは制限されており、工事中のエリアが存在することからクルーズ船利用者以外のターミナル立ち入りも不可。入出港の様子は、隣接する晴海ふ頭公園から見学可能とされている。


情報発表元:東京都港湾局 - 晴海客船ターミナルのリニューアル後、初となるクルーズ客船が入港します! クルーズ客船「MITSUI OCEAN FUJI」
 
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