画像提供:U.S. Navy

アメリカ海軍のアメリカ級強襲揚陸艦「トリポリ(Tripoli:LHA 7)」が、2025年6月23日(月)、インド太平洋地域における部隊の定期ローテーションの一環として日本の佐世保港に到着した。同艦は2025年5月19日(月)に米カリフォルニア州サンディエゴを出港しており、佐世保への展開は今回が初めて。

「トリポリ」は、アメリカ級としては2隻目にあたる強襲揚陸艦で、2020年7月15日に就役。艦名は、1805年の第一次バーバリ戦争中、米海兵隊がトリポリのデルナで勝利した歴史に由来する。今回の前方展開により、同型艦としては2隻目の日本常駐艦となった。

前方展開された「トリポリ」は、米国の対日防衛義務を支えるとともに、インド太平洋地域における戦略的利益の保護、国家安全保障の向上を目的とする。アメリカ海軍は、高度な作戦能力を有する同艦の配備は、同地域の複雑な安全保障環境への即応力を高めるとしている。

艦長のエディー・パーク大佐は、「トリポリ」が地域の歴史的パートナーシップに加わることに意義を見出し、海軍および海兵隊の乗員が前方展開海軍部隊の一員として、地域の安全と安定、繁栄に貢献する意志を表明した。また、佐世保の人々との関係構築にも意欲を示し、地域社会の一員として積極的に関与していく姿勢を示した。

「トリポリ」は、第7艦隊の指揮下で運用される予定。


情報発表元:U.S. Navy 7th Fleet - Tripoli Arrives in Sasebo, Japan
 
【関連ジャンル】
 船舶 : LHA-7 トリポリ
 港湾 : 佐世保港
 海運事業者 : アメリカ海軍