画像提供:北海道開発局

国土交通省 北海道開発局 稚内開発建設部は、2025年5月25日(日)に港湾業務艇「りんどう」を用いた離島における物資輸送訓練を実施する。これは利尻町が主催する「令和7年度 利尻町防災訓練」の一環として行われるもので、同日9時30分から10時30分の間に利尻島の沓形港を出発し、同島内の仙法志漁港への輸送を行う。

訓練は、国土交通省が推進する「命のみなとネットワーク」構想に基づく取組であり、大規模災害時における陸路の寸断や地域の孤立に備え、海上輸送による物流・人流ネットワークの有効性を検証するもの。同構想では、各地の港湾機能を活用した支援物資輸送や住民輸送を通じた災害対応力の強化が目指されており、これまでも和歌山県や鹿児島県、北海道内では礼文島などを舞台にした実証訓練が行われている。

利尻町での訓練には、稚内警察署、利尻礼文消防事務組合消防署、陸上自衛隊、稚内港湾事務所、赤十字奉仕団などの関係機関が参加し、午前11時から12時30分までは住民避難や炊き出し体験、備蓄品紹介などの訓練も実施される予定。


情報発表元:北海道開発局 - 港湾業務艇を使った離島における物資輸送訓練を実施します
 
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