
郵船クルーズは2025年4月10日(木)、ドイツ・エムデンのマイヤー・ヴェルフト社において、新造クルーズ客船「飛鳥III」の引き渡しを受けた。引渡式は「飛鳥III」船上で行われた。
4月10日(木)の引渡式では、郵船クルーズの遠藤弘之代表取締役社長とマイヤー・ヴェルフト・グループのベルント・アイケンスCEOが署名を交わし、関係者や小久江尚船長を含む両社の関係者が式典に参加した。式典では、国旗の交換などが実施されている。
「飛鳥III」の収容定員は740人で、2025年7月20日(日)の就航が計画されている。初シーズンでは函館、小樽、高松、新宮、室蘭、門司など全国30以上の寄港地を巡る予定。8月初旬に横浜を発着する「日本一周クルーズ」も計画されており、同クルーズでは、函館、小樽、金沢、舞鶴、門司、別府を巡る12泊の航海が予定されている。
建造は、マイヤー・ヴェルフト社のパーペンブルク造船所で行われ、約40キロのエムス川を下り北海での海上公試を経て、3月18日(火)には技術検証、操船試験を完了していた。内装の一部は、日本への回航後、横浜港で最終的に搭載される予定となっている。
情報発表元:郵船クルーズ - 新造客船「飛鳥Ⅲ」竣工 「飛鳥Ⅲ」初代船長に小久江 尚が就任【関連ジャンル】 船舶 : 飛鳥III 海運事業者 : 郵船クルーズ