画像提供:防衛省統合幕僚監部

防衛省統合幕僚監部はロシア海軍艦艇の動向として、2025年2月1日(土)から2月9日(日)にかけ、沖縄本島南東沖から宮崎県東方沖に至る海域において、ロシア海軍の艦艇1隻の航行を確認したと公表した。

確認されたのは、ヴィシニャ級情報収集艦「カレリヤ(Карелия:SSV-535)」とみられる艦艇。当該艦は、2月1日(土)10時に沖縄本島の南東約500kmの海域で確認された後、2月1日(土)から2月2日(日)かけて沖縄本島南東の接続水域内を含む海域を東西に遊弋、さらに2月4日(火)に喜界島南東の接続水域内を北東進し、2月7日(金)から2月8日(土)にかけて宮崎県沖東の接続水域内を含む海域を東西に遊弋、2月9日(日)に大隅海峡を西進し、東シナ海へ向けて航行したことが確認された。

なお、当該艦艇は2024年11月11日(月)から11月12日(火)にかけて対馬海峡を南西進した後、同月14日(木)に沖縄本島と宮古島との間の海域を東進しており、一連の航程を合わせると沖縄・薩南諸島を周回する形での航行となった。

海上自衛隊は、今回2月の確認にあたっては、第14護衛隊所属の護衛艦「せんだい(DE-232)」、第1海上補給隊所属の補給艦「とわだ(AOe-422)」のほか、鹿屋航空基地を拠点とする第1航空群のP-1哨戒機、那覇航空基地を拠点とする第5航空群のP-3C哨戒機により警戒監視・情報収集を実施した。


情報発表元:防衛省統合幕僚監部 - ロシア海軍艦艇の動向について
 
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 船舶 : AOE-422 とわだ
 船舶 : DE-232 せんだい
 海運事業者 : 海上自衛隊
 海運事業者 : ロシア海軍