海上保安庁は2025年1月8日(水)、通報者がスマートフォンを使用し、現場の状況を映像でリアルタイムに伝えることができる機能等を有した新通報システム「Live118」を導入すると公表した。運用開始は2025年1月18日(土)から。
「Live118」は、118番通報者と運用司令センターとの間で、通報者のスマートフォンで撮影した映像を、携帯電話の電気通信事業者の回線を利用して送受信することを可能とするシステム。海上保安庁は、音声や文字による通報では伝えることが難しい現場の状況を、映像で通報を行うことで、正確に状況を伝達することが可能となるとしている。
同庁の公表によれば、海上保安庁が必要と判断した場合に通報者へ「Live118」による撮影を依頼する。海上保安庁から通報者のSMSに「Live118」のURLが届き、画面の案内に従ってスマートホンを操作、各種事項に同意した後、画面に表示されるボタンをタップすると、映像通報が始まる。一連の流れにおいて、アプリのダウンロードは不要。
また、同システムは通報者からの動画送信のみららず、状況に応じて、通報者が、急病・怪我人の処置に関する動画の提供を受けることができる。
情報発表元:海上保安庁 - 新たな通報システム「Live118」運用開始!【関連ジャンル】 海運事業者 : 海上保安庁