画像提供:日本船舶海洋工学会

日本海洋船舶工学会は2024年9月2日(月)、「第8回 ふね遺産」の選考結果を発表、3件を認定したことを明らかにした。

「ふね遺産」認定制度は、日本船舶海洋工学会が創立120周年を機に2017年から実施しているもの。歴史的で学術的・技術的に価値のある船舟類や、その関連設備を「ふね遺産(Ship Heritage)」として認定、社会に周知し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的としている。2019年からは認定基準を変更し、非現存船も認定の対象となった。

今回、「ふね遺産」には、「大陸棚開発のための有人潜水作業船の第一船」として潜水艇「はくよう」が、「今給黎教子氏による日本人女性初の世界単独一周に用いられたヨット」として世界一周ヨット「海連」が、「戦後最盛期の捕鯨船団を構成した現存する大型高速キャッチャーボート」として捕鯨船「第十六利丸」が認定された。

なお、日本船舶海洋工学会は、9月13日(金)に「第8回ふね遺産認定式」を実施する。認定式は対面形式に加え、Zoomを利用してオンライン配信も予定されている。認定式では、今給黎教子氏による記念講演「日本人女性初の単独世界一周航海」―小型ヨット海連と航海の実際」も実施される予定。


情報発表元:日本海洋船舶工学会 - 第8回 ふね遺産認定結果のお知らせ
 
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