防衛省は2023年8月25日(金)、第五管区海上保安本部からの要請により、和歌山県沖・紀伊水道における行方不明者の捜索に係る災害派遣を海上自衛隊の艦艇で実施したと公表した。
この災害派遣は、8月24日(木)23時38分頃、和歌山県沖の紀伊水道において、リベリア船籍の貨物船「CONTSHIP UNO」と泉海運の貨物船「いずみ丸」が衝突、「いずみ丸」が転覆し、乗組員5名のうち2名が行方不明となったことに関連したもの。
事故発生の翌8月25日(金)1時15分、第五管区海上保安本部長から海上自衛隊 呉地方総監に対し、行方不明者の捜索救助等に係る災害派遣要請があり、同時刻受理された。これを受け、同日1時27分以降、潜水艦救難艦「ちはや(ASR-403)」が現場海域にて捜索活動を開始、また、12時20分以降、掃海艇「なおしま(MSC-684)」も現場海域で捜索活動を開始したが、同日17時、第五管区海上保安本部長から災害派遣撤収要請を受け、海上自衛隊の活動は終了した。
情報発表元:防衛省統合幕僚監部 - 和歌山県沖の紀伊水道における行方不明者等の捜索に係る災害派遣【関連ジャンル】 船舶 : MSC-684 なおしま 海運事業者 : 海上自衛隊