東京海洋大学、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、名古屋大学、新潟大学は、2023年4月4日(火)、調査船「プレッシャードロップ」や、同船から釣りおろしたランダーを用いて2022年8月に小笠原海溝で発見した魚「スネイルフィッシュ」が”最も深い場所で確認された魚”として、ギネス世界記録に認定されたと公表した。
この研究は、日本周辺の4つの超深海海溝域を科学的に調査するため、2カ月間にわたり有人潜水艇「リミティングファクター」で 7回の潜航を行なったほか、64回のランダーを用いた観測を実施したもの。その際、小笠原海溝の水深 8336mメートルで映像として捉えられた「スネイルフィッシュ」が世界最深部で発見された魚として、今回、ギネス世界記録に認定された。
「プレシャードロップ」は、総トン数1,914トンの調査船。同船を母船とする有人潜水艇「リミティングファクター」では、「スネイルフィッシュ」が確認された2022年8月の調査時に、水深9,801mまで潜航、日本人の最深選考記録を60年ぶりに更新するなどの成果も上げている。
情報発表元:東京海洋大学 - 日本周辺の超深海調査でギネス世界記録を更新! 4/4 に本学で公式認定証授与式を実施いたします【関連ジャンル】 海運事業者 : 海洋研究開発機構 海運事業者 : 東京海洋大学