画像提供:水産庁

水産庁は2022年2月25日(金)、2021年の外国漁船取締実績を公表した。

水産庁は、外国漁船が違法操業を行うことのないよう漁業取締りを実施しているほか、2021年は北太平洋公海で操業する外国漁船に対して、国際的な水産資源の保存管理措置の遵守状況を確認するための乗船検査を実施した。

公表によれば、2021年の外国漁船への取締実績は、立入検査が2件で前年から1件増、EEZ内で発見された違法設置漁具の押収は18件と前年から4件減、北太平洋公海における乗船検査は3件だった。なお、立入検査の2件はいずれもロシア漁船で、このほか2021年の外国漁船の拿捕は0件だった。

違法設置漁具の押収量は、刺し網が4.3km分、かご漁具が1,009個分、漁獲物が10.4トン分だった。このほか、日本海大和堆周辺水域等における外国漁船の退去警告数は、中国漁船が582隻で、このうち114隻に対し放水措置が講じられた。例年確認されていた北朝鮮漁船への警告数は、2021年は0件だった。


情報発表元:水産庁 - 令和3年の外国漁船取締実績について
 
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