画像提供:ツネイシクラフト&ファシリティーズ

ツネイシクラフト&ファシリティーズ(TFC)は2020年3月19日(木)、同社浦崎工場で建造していた川崎市消防局向けの消防艇「うみかぜ」を竣工させた。同船は広島県尾道市の浦崎工場から川崎市の千鳥町出張所へ回航され、4月30日(金)に消防局へ引き渡されている。

新消防艇「うみかぜ」は、全長約18.5m、船幅4.16m、総トン数19トンの小型消防艇で、タンカー等の火災や沿岸危険物施設等の火災に対処するため、毎分3,000リットル型クロスファイヤー放水砲を船首部上甲板に2基、毎分5,000リットル型電動放水砲を羅針甲板に2基装備している。

また、消火活動中に自船の放水砲の放水反力等に対して長時間にわたり船位を一定に保持する自動操縦システムも装備されている。

なお、ツネイシクラフト&ファシリティーズは2020年3月にも、川崎市消防局に総トン数109トンの新消防艇「かわさき」を納入している。


情報発表元:ツネイシクラフト&ファシリティーズ - 川崎市消防局向け小型高速消防艇「うみかぜ」引渡
 
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