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キュナードは2020年2月19日(木)、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑み、同社のクルーズ客船「クイーン・エリザベス」で2020年3月から予定されていたのアジアへの寄港を中止すると公表した。日本への寄港も数多く予定されていたが、これらも中止となる。

中止となるのは、2020年3月8日(日)から5月15日(金)までの「クイーン・エリザベス」の全日程で、期間中は、神戸、横浜、広島、長崎、青森、秋田、境港、舞鶴などへの寄港が予定されていた。

5月6日(水)には、横浜港・大黒ふ頭へ着岸し、同日横浜港は日本初の客船6隻同時着岸を達成する見込みだったが、今回初めて、6隻の中から明確な寄港中止が公表された。また、5月10日(日)は舞鶴港へ初入港する予定だった。

キュナードは今回の中止にあたり、「2020年春の日本周遊には、初寄港の場所も多く含まれており、当社としてもゲストの皆様にクイーン・エリザベスでのひとときをご提供できることを心待ちにしておりました。多くの皆様が楽しみにしてくださっていたクイーン・エリザベスでのクルーズをご提供できないこと、同時に、多くの海外からのゲストの皆様へ美しい日本をご紹介できる機会を失ったことを誠に残念に思っております。」とのコメントを発表している。

なお、キュナードは、アジア周遊の代わりに、オーストラリア周遊の期間を延長するとしている。


情報発表元:CUNARD - クイーン・エリザベス日本発着(2020年春)に関してのお知らせ(2020年2月19日17時00分)
 
【関連ジャンル】
 船舶 : クイーン・エリザベス(3代)
 海運事業者 : キュナード・ライン