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海上保安庁は2019年11月12日(火)、世界の海底地形名を標準化するための国際会議において、日本から提案した海底地形名が55件が承認されたことを明らかにした。

これは、国際水路機関(IHO)とユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)が共同で設置する「海底地形名小委員会」が2019年8月5日(月)から8月9日(金)までマレーシアで開催され、審議の結果が今般発表されたもの。

今回、日本から提案し承認された名称は、硫黄島南方と南鳥島周辺の地形に付けられたもので、地形を発見・調査した船舶、人名、生き物、暦や諸行事等に因んだものとなっている。

底地形名小委員会で承認された地形名
<周辺の地形名に因む名称(5件)>
・南硫黄島海脚(みなみいおうとうかいきゃく)
・鷹巣海丘(たかすかいきゅう)
・日光海盆(にっこうかいぼん)
・南三福海山(みなみさんぷくかいざん)
・雷神海盆(らいじんかいぼん)

<生き物の名称に因む名称(5件)>
・小鴨海山(こがもかいざん)
・蜂熊海山(はちくまかいざん)
・差羽海山(さしばかいざん)
・雀鷂海山群(つみかいざん)
・エビスガイ海山(えびすがいかいざん)

<暦・諸行事に因む名称(32件)>
・小暑海山(しょうしょかいざん)
・大暑海山(たしょかいざん)
・雨水平頂海山(うすいへいちょうかいざん)
・花見海山(はなみかいざん)
・北春分海山(きたしゅんぶんかいざん)
・春分海山(しゅんぶんかいざん)
・芒種海山(ぼうしゅかいざん)
・社日海山(しゃにちかいざん)
・社日海陵(しゃにちかいりょう)
・七夕海山(たなばたかいざん)
・彼岸平頂海山(ひがんへいちょうかいざん)
・白露平頂海山(はくろへいちょうかいざん)
・霜降海山(そうこうかいざん)
・月見海山(つきみかいざん)
・立冬海山(りっとうかいざん)
・大雪海山(たいせつかいざん)
・小雪海山(しょうせつかいざん)
・小正月海山(こしょうがつかいざん)
・藪入海山(やぶいりかいざん)
・正月海山(しょうがつかいざん)
・冬至海山(とうじかいざん)
・大寒海山(だいかんかいざん)
・小寒海山(しょうかんかいざん)
・冬季海山列(とうきかいざんれつ)
・七五三海陵(しちごさんかいりょう)
・端午海山(たんごかいざん)
・夏至海山(げしかいざん)
・二百十日海陵(にひゃくとおかかいりょう)
・立夏海山(りっかかいざん)
・立秋海山(りっしゅうかいざん)
・半夏生海山(はんげしょうかいざん)
・入梅海山(にゅうばいかいざん)

<人名・船名に因む名称(13件)>
・日吉海盆(ひよしかいぼん)
・中日吉海丘(なかひよしかいきゅう)
・小日吉海山(こひよしかいざん)
・一葉海山(いちようかいざん)
・柵山海山(さくやまかいざん)
・福山海山(ふくやまかいざん)
・Arrhenius Seamount
・Shipek Seamounts
・Isaacs Guyot
・Belknap Guyot
・Thomson Seamounts
・Tuscarora Seamount
・Ammen Seamount


情報発表元:海上保安庁 - 日本提案の海底地形名が国際会議で承認
 
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