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プリンセス・クルーズの客船「ダイヤモンド・プリンセス」は2020年5月16日(土)14時頃、停泊していた横浜港の三菱重工本牧工場を出港した。AISの登録情報によれば、同船はマレーシアのクラン港へ向かっている。

「ダイヤモンド・プリンセス」では、1月20日(月)に横浜港を出発し2月4日(火)に再び横浜港へ戻るクルーズ「初春の東南アジア大航海」を利用していた香港人の男性が、香港で途中下船後に新型コロナウイルス(COVID-19)へ感染していること確認され、同船は2月3日(月)夜から大黒ふ頭沖に錨泊、沖で検疫を実施した後、2月6日(木)に大黒ふ頭に着岸した。以降、船内での感染拡大が確認され、水精製やバラスト水管理など運航に必要な作業を行うための措置として数度沖へ航行したものの、基本的には同ふ頭に停泊していたが、2020年3月25日(水)に本牧工場へ移動していた。

本牧工場への着岸中は、物資の搬入などが行われていた。今回、同工場を出港したことで、約3カ月に渡って停泊した横浜港を離れた。


情報発表元:プリンセスクルーズ
 
【関連ジャンル】
 船舶 : ダイヤモンド・プリンセス
 港湾 : 横浜港
 海運事業者 : プリンセス・クルーズ