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プリンセス・クルーズは2020年3月18日(水)、横浜港に停泊中の「ダイヤモンド・プリンセス」船内の清掃・消毒作業を3月上旬から「ベルフォア(Belfor)社」とともに開始したと公表した。

ベルフォア社は、これまで2011年の東日本大震災のほか、世界中で数多くの災害復旧作業を専門に扱ってきたグローバル企業。プリンセス・クルーズによると、「ダイヤモンド・プリンセス」の消毒作業の内容は、世界保健機関(WHO)とアメリカ疾病管理センター(CDC)、日本の国立感染症研究所の指示のもとで策定され、厚生労働省からの承認を受けている。

同船では、環境衛生・感染予防管理の専門家など約150名体制で消毒作業が進んでおり、3月中の作業完了を目指している。また、船内のリネン、タオル、枕、寝具、マットレスカバー、マットレス、シャワーカーテンのほか、ゲームコントローラーを含むゲーム、おもちゃ、本、パズル、カード類はすべて処分され、新しいものと交換される予定。

手が触れた部分や人通りが多かったエリアは、加速化過酸化水素を使った消毒剤「バイロックス(Virox)」で消毒を行い、ドレープ、布製の装飾品、家具、カーペットもバイロックスのソリューションにより HEPA規格の吸引掃除機とカーペット掃除機で厳重にクリーニングするとしている。

なお、消毒作業のプロセスの監視・監査はアメリカの環境コンサルタント企業でCTEH社が担当する。


情報発表元:Princess Cruises - 【報道資料】ダイヤモンド・プリンセス船内の清掃および消毒作業を開始
 
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 船舶 : ダイヤモンド・プリンセス
 港湾 : 横浜港 大黒ふ頭
 海運事業者 : プリンセス・クルーズ