はるしお型潜水艦
Harushio-class submarine
基本情報
はるしお型潜水艦は、海上自衛隊が運用していた通常動力型潜水艦。涙滴型船体・1軸推進方式を採用したSSS(Single Screw Submarine)型潜水艦の最終発展型である。1987年から1997年にかけて全7隻が建造され、1990年から2017年まで就役していた。前級ゆうしお型を改良し、静粛性の向上と水中行動性能の強化を図った設計が特徴。
本型では、主機関や補機類の防振支持、低騒音型スクリュー、高強度鋼材(NS110)の採用により、従来艦を上回る静音性と潜航深度を実現、ディーゼル・エレクトリック方式の新型エンジン「12V25/25S」を搭載し、従来比で加速性・出力ともに向上した。また、新型の鉛蓄電池や発電能力の強化により、水中持続力も改善されている。
装備面では、国産化されたZQQ-5系列ソナーシステムやZQR-1曳航ソナー、潜水艦指揮管制装置ZYQ-2Bなどが搭載され、魚雷発射管6門には89式魚雷やハープーン対艦ミサイルを搭載可能。後継の「おやしお型」への技術的橋渡しとして重要な役割を果たした艦級である。なお、最終艦「あさしお」は練習潜水艦として改装され、スターリングAIPの試験母艦としても運用された。








