駆逐艦「ジョン・ポール・ジョーンズ(DDG-53)」
アメリカ海軍のミサイル駆逐艦「ジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones:DDG-53)」は、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の3番艦。艦名はアメリカ独立戦争期の海軍軍人ジョン・ポール・ジョーンズに由来し、この名を受け継ぐ艦としては5隻目にあたる。
バス鉄工所で建造され、1990年8月8日に起工、1991年10月26日に進水、1993年12月18日に就役した。主機はLM2500-30ガスタービン4基による2軸推進で、兵装はMk.41 VLS 90セルを中核とし、SM-2、SM-3、トマホーク、VLA対潜ミサイルの運用に対応するほか、127mm単装砲、20mmCIWS、25mm機関砲、12.7mm機銃、ハープーン艦対艦ミサイル、短魚雷発射管を備える。レーダーはAN/SPY-1Dを中心とするイージス戦闘システムを搭載、AN/SQQ-89対潜戦システム、AN/SQS-53C艦首装備ソナー、AN/SQR-19曳航ソナーなどを装備する。艦尾にはヘリコプター甲板を備え、MH-60Rの運用能力を有する。
アーレイ・バーク級の耐衝撃性を確認するためのショックトライアル実施艦に選ばれ、近接爆発による試験を受けた艦としても知られる。就役後はペルシャ湾へ複数回展開し、2001年10月7日には「不朽の自由作戦」の一環としてアフガニスタンに向けてトマホーク巡航ミサイルを発射した。2010年6月からは約10か月にわたる改修期間に入り、機関制御系や艦内の機械・電気系統の更新を受けた。2011年には改修後の艦として展開し、以後もミサイル防衛試験に参加した。2015年にはウェーク島周辺でのミサイル防衛試験に加わり、2016年には退役したフリゲートに対してSM-6を用いた対水上射撃を実施した。2017年にはハワイ沖でSM-3 Block IIAによる弾道ミサイル迎撃試験を行っている。








