2020年8月7日(金)、三菱重工業長崎造船所において、2021年7月から横須賀/新門司航路で就航予定の「東京九州フェリー」向け新造客船の命名・進水式が実施された。同船は「はまゆう」と命名された。
東京九州フェリーを傘下に収めるSHKラインは、船名の由来について、「はまゆう」が横須賀市の花であり、花言葉「どこか遠くへ」の通り、関東と九州の架け橋として新たな需要を開拓するとの意味を込めたと説明している。
「はまゆう」は全長222.5メートル、総トン数約15,400トンのフェリーで、2層構造の車両甲板に、トラック約154台、乗用車約30台を積載することが可能。旅客定員は268名となる。
船内は3層吹き抜けのエントランスとシースルーエレベーターを設け、豪華な船旅気分を演出、レストランやバーベキューコーナーで海を眺めながらの食事を楽しむことができ、最上階では太平洋の風を肌で感じながらの露天風呂、プラネタリウムや映画を観賞することができるシアターが備え付けられる。
船室は専用テラス付き個室のほか、家族が利用しやすい和洋室、ペットと同伴できるウィズペットルームが用意され、ツーリストクラスもプライベート空間が確保された寝台となる計画。
情報発表元:新日本海フェリー - 東京九州フェリーに就航する新造船の命名進水式が行われました【関連ジャンル】 海運事業者 : 新日本海フェリー