清水建設は2019年7月24日(水)、世界最大級の自航式SEP船(Self-Elevating Platform:自己昇降式作業船)の建造に着手することを公表した。
建造される作業船は、超大型洋上風車の建設に対応できる世界最大級の搭載能力・クレーン能力を備える計画で、清水建設は同船の建造に約500億円を投じる。建造そのものはジャパンマリンユナイテッドが受注し、8月にも着手する予定。完成は2022年10月を目指している。
今回建造されるSEP船は、全幅50メートル、全長142メートル、総トン数28,000トン、クレーンの最大揚重能力は2,500トン、最高揚重高さは158メートル。現在、日本に在籍するSEP船では対応できない、8MW級以上の風車建設に対応できる。
なお、建造計画にあたっては、2018年10月から欧州の設計会社の協力を得て仕様検討・設計を行なっていた。また、運航管理については、多数の作業船を保有している深田サルベージ建設等の協力を得て体制を構築するとしている。
情報発表元:清水建設 - 世界最大級・高効率の自航式SEP船を建造【関連ジャンル】 海運事業者 : 深田サルベージ建設 造船メーカー : ジャパン マリンユナイテッド