ジャパン マリンユナイテッドは2026年1月6日(火)、三重県津市の津事業所において、SEATON CROSS MARINE INC.向けに建造していたスエズマックスタンカー「VENUS MOON(ヴィーナス・ムーン)」を竣工させ、発注者へ引き渡した。
津事業所では、世界の主要港湾の入港条件および市場の需要を踏まえた最適な船型のスエズマックスタンカーを多数建造してきた実績がある。「VENUS MOON」は、従来の船型に比べて燃費性能をさらに向上させた新開発のシリーズ船の1隻で、EEDI Phase 3、NOx TierIIIに適合するとともに、SOxスクラバーを搭載している。
「VENUS MOON」の全長は274.30メートル、幅は48.00メートル、深さは23.15メートルで、総トン数は約83,500トン、載貨重量は159,000トン。航海速力は14.5ノットで、主機関にはMitsui MAN-B&W 7S60ME-C10.6-EGRBPを搭載している。定員は28名で、船級はABS、船籍はリベリア。
同船には、最新の解析技術によって推進効率を追求した船型が開発されており、独自の省エネデバイスである“Super Stream Duct”、“SURF-BULB”、“ALV-Fin”の最適化搭載や高効率プロペラの採用によって、従来船と比べて大幅な推進性能向上と燃費削減が図られている。また、波浪中における船首抵抗を低減する“Ax-Bow”の適用や、低風圧の居住区を採用することで、実海域での性能向上が図られている。
このほかにも、電子制御エンジンの採用、バラスト水処理装置の装備、NOx TierⅢ排出規制への対応が施されているほか、外板には低摩擦塗料が適用されており、貨物油タンクおよびバラストタンクの塗装にはIMO PSPC規則に基づいた防食性能も施されている。
情報発表元:ジャパン マリンユナイテッド - スエズマックスタンカー "VENUS MOON" 引渡【関連ジャンル】












