内海造船は2025年11月21日(金)、因島工場においてフジトランス向けのRO-RO貨物船「蓉翔丸」の進水式を実施した。
「蓉翔丸」への車両の搭載は、船尾両舷に設けたショアーランプ扉から船内に入り、倉内ホールドランプを経由して、各所定のデッキまで自走する形態。7層の車両倉を有し、乗用車、トラックおよび重車両等の積載が可能となっている。電子制御型主機関(ME-C型)を採用し、燃費向上、低負荷での燃焼状態改善が図られている。
また、水槽試験により性能が確認された推進抵抗の少ない船型を採用、このほか省エネ装置として、船首張り出しステム形状やBecker Twist Fin、船尾フィンや船尾波整流版、低摩擦型省エネ塗料、バルブ付きツイスト舵、省エネ型オートパイロット等を搭載している。
「蓉翔丸」の全長は約169.99m、幅30.20m、深さ28.40m、総トン数は約16,200トンで、乗用車約930台、13mシャーシ約150台の搭載能力を保持している。航海速力は約23.0ノットとなる。
情報発表元:内海造船 - ロールオン・ロールオフ貨物船 『蓉翔丸』【関連ジャンル】 造船メーカー : 内海造船 因島工場












