画像提供:今治造船

今治造船グループのあいえす造船は、2025年11月17日(月)、33パレット型ロールオン・ロールオフ貨物船「JFE紫隆」を発注者へ引き渡した。

「JFE紫隆」は、スチールコイルを積載した約100トンのパレットを33台搭載可能な内航用RORO貨物船で、荷役やバラスト操作を自動で行う機能を備える。操船性能においては、ベクツインラダーとバウスラスターを装備し、タグボートを使用せず接岸・離岸が可能な操縦性能を有する。

環境性能面では、NOx2次規制に対応した電子制御主機関を搭載するとともに、シップリサイクリング条約に基づくインベントリリストも備える。さらに、省エネ付加物や高効率プロペラ、船体外板塗料、FFベアリングを採用した船尾管海水潤滑の導入により、推進性能と環境性能の両立を図っている。

同船の主要寸法は全長115.00メートル、幅18.00メートル、深さ9.25メートルで、載貨重量は3,654トン、総トン数は5,898トン、主機関には6S35ME-C9.7型が搭載され、航海速力は約15.0ノット、。船籍は日本となる。


情報発表元:今治造船 - 33パレット型ロールオン・ロールオフ貨物船「JFE紫隆」竣工
 
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