画像提供:海上自衛隊

海上自衛隊は2025年9月17日(金)と9月20日(土)の2日間、「令和7年度遠洋練習航海」の一環として、アメリカ海軍主催の多国間共同訓練「UNITAS 2025」に参加した。

海上自衛隊は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化すべく、戦術技量の向上や参加国海軍等との連携の強化を目的に同訓練に参加した。

訓練には、海上自衛隊から練習艦「かしま(TV-3508)」と「しまかぜ(TV-3521)」が参加した。「UNITAS 2025」には、このほか、アメリカ海軍からはシマロン級艦隊給油艦「ルロイ・グラマン(Leroy Grumman:T-AO-195)」、サンアントニオ級ドック型輸送揚陸艦「アーリントン(Arlington:LPD-24)」、フリーダム級沿海域戦闘艦「クーパーズタウン(Cooperstown:LCS-23)」、ニミッツ級航空母艦「ハリー・S・トルーマン(Harry S. Truman:CVN-75)」、バージニア級原子力潜水艦「オレゴン(Oregon:SSN-793)」、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「トーマス・ハッドナー(Thomas Hudner:DDG-116)」が参加しているほか、アルゼンチン、ベリーズ、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、ドミニカ、エクアドル、エルサルバドル、フランス、ドイツ、ギリシャ、グアテマラ、ホンジュラス、イタリア、メキシコ、モロッコ、オランダ、ジャマイカ、パナマ、パラグアイ、ペルー、シンガポール、スペインの計26カ国が参加している。なお、海上自衛隊の部隊が同訓練に参加するのは今回が初。

また、訓練に際して、練習艦「かしま」と「しまかぜ」は9月17日(水)から9月19日(金)にかけてアメリカのジャクソンヴィル港に寄港した。

「UNITAS 2025」への参加は、2025年6月13日(金)から11月12日(水)まで行われている「令和7年度遠洋練習航海」の一環で実施された。同航海は、初級幹部に対する実地での技能修得や国際感覚の涵養、友好関係の促進を目的としている。遠洋航海には第75期一般幹部候補生課程卒業生を含む約580名が参加しており、練習艦「かしま」「しまかぜ」で太平洋や大西洋、カリブ海などを航行しながら各国を訪問している。


情報発表元:海上自衛隊 - 米海軍主催多国間共同訓練(UNITAS 2025)への参加について
 
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 船舶 : TV-3508 かしま
 海運事業者 : 海上自衛隊