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商船三井クルーズは2025年6月5日(水)、同社が運航するクルーズ船「にっぽん丸」が2026年5月10日(日)に横浜へ帰着するクルーズをもって引退することを発表した。

「にっぽん丸」は1990年に就航し、約35年間にわたり国内外で運航を続けてきた。これまでの総航行距離は5,332,383.964kmに達し、地球約133周分に相当する。実施されたクルーズは2000本以上、寄港地は400港以上に及び、延べ60万人以上の利用者が乗船した。

2010年と2020年には船体の改装・リニューアルを実施し、レジャークルーズ船としての機能を維持・強化。小型船ならではの機動性を活かして大小様々な港に寄港し、船内では各地の特産品を使った食事や地域住民と連携したイベントの開催など、多様な体験を提供してきた。寄港地では自治体や観光協会、地元住民から支援を受け、地域とのつながりを大切にした運航を続けてきた。

「にっぽん丸」の引退後も、商船三井クルーズは「MITSUI OCEAN FUJI」や2026年に就航予定の新造船において、これまで培った経験や運航の伝統を継承し、引き続き日本のクルーズ会社ならではのサービスを提供していく方針。

なお、「にっぽん丸」の2026年2月以降の旅程や各種イベントは決まり次第発表される予定。4月、5月の最終運航期間には、縁の深い寄港地の旬の食材を用いた特別ディナーや記念品の用意などが予定されいる。


情報発表元：商船三井 - にっぽん丸2026年5月に引退へ
　
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　船舶 : にっぽん丸
　海運事業者 : 商船三井クルーズ