
アメリカ海軍のカール・ヴィンソン空母打撃群(Carrier Strike Group One:CSG-1)は3月13日(水)、米韓合同軍事演習「フリーダム・シールド25」に参加し、F-35の統合航空訓練を実施した。演習は、韓国軍とアメリカ軍が共同で行う年次防衛演習で、実戦、机上、野外訓練を組み合わせ、両国の軍や政府機関が連携する形で実施された。
訓練には韓国空軍、アメリカ空軍、アメリカ海軍が参加、韓国空軍のF-35Aが2機、米空軍のF-35Aが2機、米海軍のF-35Cが1機が使用され、各軍種間の連携強化が図られた。
カール・ヴィンソンに搭載される第97戦闘攻撃飛行隊(VFA-97)「ウォーホークス」所属のF-35Cパイロット、ジョン・ラフリン少佐は、「これまで米空軍と共同訓練を行う機会は多かったが、韓国空軍と共に飛行するのは初めてだった」と語り、「異なる3つの軍種が連携し、合同飛行を実施できたことは非常に貴重な経験となった」と振り返った。
「フリーダム・シールド25」は、1953年10月1日に締結された「米韓相互防衛条約」、「韓国休戦協定」に基づき、同盟国の防衛体制と対応能力を強化する目的で実施されている。同演習では、戦術、技術、手順の向上が図られ、韓国と米国の連携を通じた即応態勢が強化が図られた。
今回「フリーダム・シールド25」に参加したカール・ヴィンソン空母打撃群には、ニミッツ級航空母艦「カール・ヴィンソン(Carl Vinson:CVN-70)」のほか、空母打撃群司令部、第1駆逐戦隊(DESRON-1)、第2空母航空団(CVW-2)のほか、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「プリンストン(Princeton:CG-59)」、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「スタレット(Sterett:DDG-104)」、「ラルフ・ジョンソン(Ralph Johnson:DDG-114)」が所属する。
情報発表元:U.S. Navy 7th Fleet - Republic of Korea Air Force, US Air Force, US Navy Conduct F-35 Air Integration Training during Freedom Shield 25【関連ジャンル】 船舶 : CVN-70 カール・ヴィンソン 船舶 : DDG-104 スタレット 船舶 : DDG-114 ラルフ・ジョンソン 船舶 : CG-59 プリンストン 海運事業者 : アメリカ海軍