画像提供:U.S. Navy

アメリカ海軍 第7艦隊は2024年12月6日(金)、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「プレブル(Preble:DDG-88)」が南シナ海の南沙諸島付近で、国際法に基づく航行の権利と自由を主張する「航行の自由作戦(FONOP:Freedom Of Navigation OPeration)」を実施したと公表した。

この「航行の自由作戦(FONOP)」は、中華人民共和国、台湾、ベトナムが同海域で課す無害通航の制限に異議を唱えることで、国際法で認められた海の権利、自由、合法的な利用を支持するもの。中国、ベトナム、台湾はそれぞれ南沙諸島の領有権を主張しており、軍艦が自国の領海を通過する「無害通航」を行う前に許可や事前通知を求めているが、アメリカ海軍はこうした要求が国際法に違反しており、「無害通航権」は保障されるべきとして、これまでも「航行の自由作戦」を実施している。

今回も、ミサイル駆逐艦「プレブル」はいずれの主張国にも事前通知や許可を求めることなく無害通航を実施したとしている。


情報発表元:U.S. Navy - 7th Fleet conducts Freedom of Navigation Operation
 
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