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海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、2024年9月21日(土)、地球深部探査船「ちきゅう」による海洋科学掘削において、総ドリルパイプ長の世界記録を更新したと公表した。
地球深部探査船「ちきゅう」は、2011年3月の東日本大震災を引き起こした断層の構造、物性的特徴や、10年以上が経過した現在の断層周辺の応力の蓄積状態など調査するプロジェクト「JTRACK」の一環で、東北沖で大規模な海底掘削ミッションを実施しており、今回の掘削はこの一環で実施されていたもの。 水深6,897.5mの地点で海底面下980mを掘削、これにより、総ドリルパイプ長7,906mの世界記録を樹立した。
なお、地球深部探査船「ちきゅう」は、2012年4月に牡鹿半島沖で東日本大震災の調査掘削を実施した際にも、総ドリルパイプ長7,752.3mの掘削を行い、当時の世界記録だった7049.5mを更新している。
9/21(土) 水深6,897.5mの地点で海底面下980mの予定掘削深度に到達‼️
掘削チームの努力が実り #ちきゅう は総ドリルパイプ長7,906mという #海洋科学掘削 の世界記録を樹立しました🥳✨
この地点でのLWD(掘削同時検層)は完了し、現在は計測機器を引き上げています。#IODP #JTRACK #JAMSTEC #研究航海 pic.twitter.com/cZbz5n000Q— CHIKYU 地球深部探査船「ちきゅう」 (@Chikyu_JAMSTEC) September 22, 2024
情報発表元:地球深部探査船「ちきゅう」 X - 9/21(土) 水深6,897.5mの地点で海底面下980mの予定掘削深度に到達!!
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