海上保安庁、アメリカ沿岸警備隊、フィリピン沿岸警備隊は、2023年6月3日(土)から6月7日(水)までの日程で、マニラ湾沖において日米比海上保安機関の連携による初の合同訓練を実施した。
海上保安庁からは、東南アジア周辺海域における海賊対策のために派遣された巡視船「あきつしま(PLH-32)」が参加、アメリカ沿岸警備隊からはバーソルフ級巡視船「ストラットン(Stratton:WMSL-752)」が参加した。
フィリピン沿岸警備隊からは、三菱重工下関造船所で建造され、2022年に就役した巡視船「メルチョラ・アキノ(Melchora Aquino:MRRV-9702)」と、「ガブリエラ・シラン(Gabriela Silang:OPV-8301)」が参加している。
6月3日(土)はフィリピン沿岸警備隊の本庁で机上訓練が、6月5日(月)は船隊運動訓練、6月6日(火)は捜索救助訓練、6月7日(水)には訓練検討会が実施された。
なお、6月4日(日)には、マニラ港停泊中の巡視船「あきつしま」と「メルチョラ・アキノ」において、海上保安庁のモバイルコーポレーションチーム(MCT)により、巡視船の業務遂行に必要な搭載艇運航に係る安全管理を含めたブリーフィング・デブリーフィング、搭載艇揚降・操船の研修・訓練が実施されたほか、アメリカ沿岸警備隊によるダメージコントロール(被害制御)の研修も実施されている。
また、6月5日(月)と6月6日(火)には、マニラ沖の海域において互いの船に職員が同乗するシップライダープログラムも実施された。
情報発表元:海上保安庁 - 日米比海上保安機関の連携による初の合同訓練等を行いました~三機関合同訓練、能力向上支援等を実施~【関連ジャンル】 船舶 : PLH-32 あきつしま 海運事業者 : 海上保安庁 海運事業者 : アメリカ沿岸警備隊