画像提供:防衛省統合幕僚監部

防衛省統合幕僚監部は中国海軍艦艇の動向として、2023年5月5日(金)20時頃から5月6日0時頃にかけ、海上自衛隊の艦船・航空機が、宗谷海峡を通航する中国海軍の艦艇5隻を確認したと公表した。

確認されたのは、中国人民解放軍海軍のレンハイ級(055型)ミサイル駆逐艦「拉薩(102)」、旅洋III(ルーヤンIII)型駆逐艦「貴陽(119)」、「斉斉哈爾(121)」、江凱II(ジャンカイII)型フリゲート「棗荘(542)」、フチ級補給艦「太湖(889)」とみられる計5隻。

5隻はのうち「貴陽」、「斉斉哈爾」、「太湖」とみられる3隻は、5月5日(金)20時頃に礼文島の北西約40kmの海域を北東進するところが確認され、「拉薩」、「棗荘」とみられる2隻は、5月6日0時頃に礼文島の北西約40kmの海域を北東進するところが確認された。その後、5隻とも宗谷海峡を東進したことが確認されている。なお、これらの艦艇は、4月30日(日)に対馬海峡を北東進するところも確認されていた。

海上自衛隊は、ミサイル艇「わかたか(PG-825)」と、八戸航空基地を拠点とする第2航空群所属のP-3C哨戒機により、警戒監視・情報収集を実施した。


情報発表元:防衛省統合幕僚監部 - 中国海軍艦艇の動向について
 
【関連ジャンル】
 船舶 : PG-825 わかたか
 海運事業者 : 海上自衛隊
 海運事業者 : 中国人民解放軍海軍