画像提供:水産庁

水産庁は2023年2月17日(金)、東シナ海で活動中の水産研究・教育機構の漁業調査船「陽光丸」に対し中国海軍ヘリコプター1機が接近する事案があり、外交ルートを通じて中国政府に遺憾の意を表明したと公表した。

接近事案があったのは、2月17日(金)10時47分頃。東シナ海の日本の排他的経済水域(EEZ)内である北緯28度49.6分、東経126度17.6分地点において、「陽光丸」が漁業資源調査を実施していたところ、中国海軍ヘリコプター1機が同船船尾から150~200mの距離で、左舷上空を2回ほど旋回、その後、間もなく同船から離れた。ヘリコプターの高度は30m以上だった。

水産庁は、外交ルートを通じて中国政府に遺憾の意を表明するとともに、こうした行為の再発防止を申し入れた。なお、「陽光丸」は予定されていた調査を継続している。


情報発表元:水産庁 - 国立研究開発法人水産研究・教育機構漁業調査船への中国海軍ヘリコプターの接近事案について
 
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