防衛省は2021年4月23日(土)夜以降、知床半島沖合において、知床遊覧船「KAZU I」浸水に係る乗船者捜索の災害派遣を実施しているが、4月29日(金)、現地に派遣されている掃海艇が、海底にて「KAZU I」を確認したと明らかにした。
海底において「KAZU I」を確認したのは、函館を拠点とする海上自衛隊 第45掃海隊の掃海艇「いずしま(MSC-687)」。同艇は、海上保安庁のソナー調査により特徴的な隆起が確認されていた地点において、4月29日(金)6時45分から水中カメラ等による捜索活動を開始し、11時7分に海底で「KAZU I」を確認した。
「KAZU I」が確認された場所は、消息を絶ったとされる知床半島「カシュニの滝」付近の沖合の海底。掃海艇「いずしま」は4月28日(木)にも現場周辺海域進出中に要救助者2名を発見、海上保安庁に引き渡していた。
情報発表元:防衛省 統合幕僚監部 - 北海道網走市沖の観光船事故に係る災害派遣【関連ジャンル】 船舶 : KAZU I 船舶 : MSC-687 いずしま 海運事業者 : 海上自衛隊 海運事業者 : 知床遊覧船