画像提供:三菱重工マリタイムシステムズ

2021年10月8日(金)、岡山県玉野市の三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場において、神戸大学の新練習船「海神丸」の命名・進水式が実施された。三井E&S造船の艦艇・官公庁船事業を承継する新事業会社として10月1日(金)に発足した三菱重工マリタイムシステムズにとって、初めての命名・進水式となった。

「海神丸」は全長59m、幅11m、総トン数約889トンの練習船。同船は、人材育成の一環として全国の大学生に実習・演習・実験の機会を提供するため、多人数でも使用可能な実習・演習用スペースや講義室などを確保、男女共同利用に配慮した船内住環境が整えられている。また、人材育成と先端研究を推進する大学の顔として、多角的な海域探査や観測に必要となる最先端機能が充実、巨大災害などが発生した際には、被災地に対して水や電力を供給し支援物資を輸送できる機能も保持している。

船体デザインは、工業デザイナーである奥山清行氏が率いる「KEN OKUYAMA DESIGN」が手がけ、白いイルカからインスピレーションを得たデザインとなっている。今後は岸壁で内装工事などが施され、神戸大学への引き渡しは2022年3月となる予定。


情報発表元:三菱重工業 - 神戸大学向け多機能練習船「海神丸」の命名・進水式を実施
 
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