海上保安庁は2021年8月下旬、令和4年度予算の概算要求の概要を公表した。概算要求額は2,527億1,100万円で、令和3年度要求の1.14倍となる。
このうち、船舶の新規要求では、尖閣領海警備体制の強化として大型巡視船4隻分に68億6,000万円、巡視船の高機能代替としてヘリコプター搭載型巡視船1隻分に21億1,000万円、装備資機材等の充実・強化として小型巡視艇2隻分に8億9,000万円を要求している。
なお、尖閣警備強化分の大型巡視船の内訳は、3,500トン型巡視船3隻、1,000トン型巡視船1隻となっており、うち1隻は令和6年度、3隻は令和7年度に就役する計画。高機能代替で新規要求されている巡視船は、巡視船「そうや(PLH-01)」の代替となるもので令和7年度に就役、小型巡視艇2隻はいずれも18m型巡視艇で令和4年度に就役する計画となっている。
このほか、海洋監視体制の強化、既存航空機の代替として中型ヘリコプター2機、無操縦者航空機1機の予算が要求されている。
情報発表元:国土交通省 - 令和4年度 海上保安庁関係 予算概算要求概要【関連ジャンル】 海運事業者 : 海上保安庁