画像提供:名村造船所

名村造船所は2021年5月17日(月)、帆を利用した風力による低燃費技術の開発に関連し、同社独自の方式の特許を出願したと公表した。

この技術は、NSユナイテッド海運との共同研究として開発されているもので、船舶の甲板上に帆を展張して風力を受け止め、推進力に生かす計画。

名村造船所の研究による技術は、風力による推進力を得られない場合や荷役を行っている場合に帆を甲板下に格納可能な機構を有するほか、帆を幅方向へ展開可能な機構も有する計画。また、帆の形状を決定する基準を複数設定し、複数形状の帆を採用することで、規則で定められている船橋からの視界を確保することを可能としている。

名村造船所は、地球環境保全の観点から、船社、荷主の要請に対応すべく、GHG削減に寄与する環境性能の高い船舶を提供するとともに、更なる低燃費技術の開発に挑戦するとしている。


情報発表元:名村造船所 - 帆を利用した風力による低燃費技術の共同研究について
 
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