日本水先人会連合会は、2021年5月、「ベストクオリティーシップ2020」受賞船9隻を公表した。
「ベストクオリティーシップ」は、船舶の安全運航と港湾や海洋環境の保護に関する意識高揚に資するため、2003年度に創設された表彰制度。2020年度は全国の水先区で9月から10月に水先要請を受けた船舶の中から特に優秀な9隻が選ばれた。選ばれた船は下記の通り。
船名 | 国籍 | 船種 | 総トン数 |
---|---|---|---|
青栄丸 | 日本 | 低レベル放射性廃棄物運搬船 | 4,568トン |
CORONA OPTIMUM | マーシャル諸島 | 石炭船 | 48,029トン |
ASIAN DYNASTY | KOREA | 自動車専用船 | 55,719トン |
PACIFIC EURUS | バハマ | LNG船 | 111.539トン |
ENEOS BREEZE | パナマ | 油タンカー | 159.909トン |
とうきょう丸 | 日本 | 油タンカー | 66.071トン |
DIAMOND GAS ORCHID | バハマ | LNG船 | 144.828トン |
NSU TUBARAO | リベリア | 鉱石運搬船 | 197.453トン |
BW BIRCH | マン島 | LPG船 | 47,386トン |
また、日本郵船も、同社グループ会社「NYK LNGシップマネージメント」のLNG船「ダイアモンド ガス オーキッド(DIAMOND GAS ORCHID)」、「パシフィック ユーラス(PACIFIC EURUS)」が選定されたことを公表、「パシフィック ユーラス」は2011年度に続き2度目の受賞となった。
日本郵船は、確実な安全措置、BRMに関する十分な訓練、統一された船内の指揮命令系統、安全運航に対する乗組員の高い意識、水先人への万全な協力体制などが総合的に評価され、今回の受賞につながったとしている。
情報発表元:日本水先人会連合会 - ベストクオリティーシップ2020【関連ジャンル】