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第一管区海上保安本部は2019年4月23日(火)、北海道周辺海域に海氷が認められなくなったことから、例年冬季に開所している海氷情報センターを閉所した。今季の閉所は平年より5日早い閉所となっている。

第一管区海上保安本部によると、今季の海氷の南下状況は、サハリン沿岸からは概ね平年並みか少し早めであり、北海道沿岸への海氷到来は平年並みだった。海氷の勢力は、2月中旬から下旬頃に最大となり、3月に入ると海氷がオホーツク沿岸から離れ、紋別や網走では平年より3週間以上早く流氷終日となっている。

海氷に起因する海難については、一昨年度は3月に羅臼沖で発生、前年度は2月に紋別沖で発生し2季連続の発生となっていたものの、今季の発生は無く、3年ぶりの0件となった。

なお、海氷情報センター開所期間中は、巡視船「そうや(PLH-01)」による海氷観測などが実施されている。


情報発表元:第一管区海上保安本部 - 海氷情報センターの閉所について
 
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