海上自衛隊の砕氷艦「しらせ(AGB-5003)」は2020年1月29日(水)、南極の昭和基地沖を離岸し、復路航海を開始した。
「しらせ」は、第61次南極地域観測協力を目的として、2019年11月12日(火)に東京・晴海埠頭を出港、11月27日(水)にオーストラリア・フリーマントルに入港し、観測隊員などを搭載、2020年1月5日(日)に昭和基地沖へ到着していた。昭和基地を離れた「しらせ」は、計画では、3月19日(木)にシドニーへ到着、観測隊が退艦し、4月10日(金)に横須賀へ帰港する予定。
「しらせ」が離岸した1月29日(水)は、基地東部の「立待岬」において見送りが行われている。今後、「しらせ」はリュツォ・ホルム湾内の観測ポイントを回航し、海洋生態系、海底地形、採泥などの海洋観測を実施する計画。
情報発表元:国立極地研究所 - 61次観測隊ブログ 「さよなら しらせ」【関連ジャンル】 船舶 : AGB-5003 しらせ 海運事業者 : 海上自衛隊