画像提供:水産庁

水産庁は2020年2月25日(火)、2019年の外国漁船に対する漁業取締り実績を公表した。

公表によると、2019年は、立入検査は8件、拿捕は1件あった。2018年は立入検査14件、拿捕6件だったため、いずれも前年から減少した形となる。また、EEZ内で発見された違法設置漁具の押収は37件で、前年の26件から増加した。2019年は、北太平洋公海における乗船検査も3件実施されている。なお、拿捕件数の1件は、韓国のいか釣漁船で、日本のEEZ内での無許可操業を行っていた。

このほか水産庁は、大和堆周辺水域ではスルメイカの違法操業を目的として多数の北朝鮮漁船や中国漁船が日本のEEZに侵入し、日本のいか釣漁船等の安全操業の妨げになっていると指摘、漁業取締船を重点的に配備し、海上保安庁とも連携して必要な場合には放水等の厳しい対応を取って退去させていると説明している。2019年の水産庁の退去警告隻数は延べ5,122隻で、そのうち延べ1,590隻に対して放水を行っている。


情報発表元:水産庁 - 令和元年の外国漁船取締実績について
 
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