ロシアの原子力企業「ロスアトム」は2019年6月末、海上原子力発電所として運用する予定の同社「アカデミック・ロモノソフ」に、ロシア連邦環境・技術・原子力監督庁からの操業許可が下りたことを公表した。
「アカデミック・ロモノソフ」は、2007年4月から建造が開始された原子力発電所船で、全長は144メートル。当初セヴェロドヴィンスクの造船所で建造されていたが、2008年からはサンクトペテルブルクのバルチック造船所に移管され、2010年に進水、一時的な開発停止を経て、2018年にムルマンスクへ移され核燃料を搭載、2019年7月4日(木)付けでロスアトムに引き渡されている。
同船は、運用が予定されているロシア北東部のペヴェクへ回航され、2019年12月にも運転開始が計画されている。
情報発表元:Rosatom - Floating nuclear power plant The Akademik Lomonosov has received an operating license【関連ジャンル】