日本鯨類研究所は2019年12月2日(月)から実施していた南極海鯨類資源調査の航海をを終了し、調査船「第二勇新丸」が2020年3月19日(木)に塩釜港へ帰港した。
今回の調査は、日本政府が従来実施してきた南極海における鯨類資源の持続的利用を目的とした資源調査を継続するもので、2019年6月30日(日)に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退して以降、初の南極海での調査航海となった。
調査では、南極海において「第二勇新丸」1隻による鯨類目視調査やバイオプシー試料の採集などが行われた。調査の結果、クロミンククジラ124群211頭、ザトウクジラ102群191頭、ナガスクジラ81群150頭、シロナガスクジラ22群24頭、イワシクジラ1群1頭、マッコウクジラ14群15頭、ミナミトックリクジラ9群30頭、シャチ2群18頭が発見されている。
バイオプシー試料の採集では シロナガスクジラ10頭、ナガスクジラ11頭、クロミンククジラ8頭から試料を採取、このほか、ナガスクジラ10頭、クロミンククジラ8頭に衛星標識の装着が行われた。
情報発表元:水産庁 - 令和元年度(2019年度)南極海鯨類資源調査の終了について【関連ジャンル】