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商船三井は2020年8月11日(火)、同社運航の貨物船「WAKASHIO」のモーリシャス沖での燃料油流出事故について、同日時点の油濁防除の進捗状況を公表した。
「WAKASHIO」には、7月26日(日)時点で、燃料としての重油約3,800MTと軽油約200MTが積載されていた。日本時間8月11日(火)早朝までに、全体の約26%にあたる重油約1,020MTが小型タンカーへ抜き取り回収されている。
破損しているタンク内にあった重油は約30%に相当する1,180MTで、このうち約1,000MTが船外に流出、推定約460MTが海上・陸上で手作業で回収された。船内から抽出された燃料と流出後に回収された燃料の総量は1,480MTで、全積載量の37%に相当する。船内にはいまだ重油約1,600MTと軽油約200MTが残っており、引き続き回収作業が継続される。
なお同船は、船体に入っている亀裂が拡大していることが確認されており、自力航行が不能名状態ため、折損しても船体が漂流しないようにタグボートに係船されている。
情報発表元:商船三井 - WAKASHIO 座礁および油濁発生の件(その2)【関連ジャンル】 海運事業者 : 商船三井