東芝エネルギーシステムズは2019年12月27日(金)、水素燃料電池船に移動型純水素燃料電池システムを納入したと公表した。
納入されたシステムは、NREG東芝不動産と東京海洋大学の実証試験で使われる水素燃料電池船向けに導入されるもので、30kWの移動型水素燃料電池システムとなっている。定置用と比較し、単位出力当たりの容量を1/3に小型化、船舶のほか、鉄道やトラックなどの移動体への搭載を想定して新規に開発されている。
実証試験では、純水素燃料電池システムの海上での使用における課題抽出を行う計画で、実験から得られた成果は、国土交通省が進めている燃料電池船の安全ガイドラインで確認される予定となっている。
情報発表元:東芝エネルギーシステムズ - 水素燃料電池船に移動型純水素燃料電池システムを納入【関連ジャンル】 海運事業者 : 東京海洋大学