兵庫県芦屋市の海技大学校では、2020年1月21日(火)、小型漁船の漁師へ安全運航を啓発する安全運航講習会が開催される。
神戸運輸監理部によると、例年2月末から大阪湾・播磨灘でイカナゴ新子漁が始まり、主な漁場である明石海峡は、大型のコンテナ船やタンカーと、イカナゴ(シラス)漁等の小型漁船が多数行き交う。漁の最盛期には漁船群が航路を埋め尽くし、衝突等の海難事故が多くなる。
講習会は、こうした状況を踏まえ、神戸運輸監理部、海技大学校主催のもと実施されるもの。操船シミュレータ体験で、大型船特有のタイムラグのある舵の効き方や減速に時間がかかることなどが紹介されるほか、小型漁船の海難講習・救急救命講習を実施し、今後の安全操業と海難防止に役立ててもらう計画。講習の対象は、明石海峡付近で操業している漁師、漁協関係者約20名となる。
情報発表元:神戸運輸監理部 - 気をつけて すぐに曲がれぬ 大型船【関連ジャンル】