
今治造船は2026年3月30日(月)、丸亀事業本部で建造した13,900個積みコンテナ船「ONE SIMPLICITY(ONEシンプリシティ)」を竣工、発注者へ引き渡した。
「ONE SIMPLICITY」は13,932TEU相当のコンテナ積載能力を持つコンテナ専用船。デッキ上には最大4段のラッシングブリッジを備える。ホールドとデッキ上では多数の冷凍コンテナを積載でき、IMDG Code(国際海上危険物輸送規則)の適用を受ける各種危険物の積載にも対応する。
環境対応では、最新の解析技術を用い、運航頻度の高い船速と喫水に合わせて高効率を追求した最適船型が開発された。これに加え、省エネデバイスやツイスト舵、海水との摩擦を低減する船体外板塗料を採用し、燃費性能が高められている。二酸化炭素放出抑制指標EEDI(1トンの貨物を1海里運ぶ際に船舶から放出される二酸化炭素量)の規則基準値からの削減率は約60%で、最新要件を上回る値とされた。
また、Bow Wind Coverの採用により、実海域での性能向上も図られている。硫黄酸化物(SOx)排出規制と窒素酸化物(NOx)排出規制への適合に向けては、ハイブリッド型排ガス浄化装置(EGCS)と排ガス再循環システム(EGR)が搭載された。このほか、環境保全対策としてバラスト水処理装置と、シップリサイクリング条約に基づくインベントリリストも備えているほか将来的なメタノールやアンモニアへの燃料転換、CO2回収装置の装備に関するコンセプト設計も行い、船級協会のAiP(Approval in Principle)を取得している。
「ONE SIMPLICITY」の主要寸法は全長335.94m、幅51.00m、深さ30.10m。総トン数は140,233、主機関は7G95ME-C10.6、航海速力は約22.0ノット。船級はLR、船籍はリベリア。
情報発表元:今治造船 - 13,900個積みコンテナ船「ONE SIMPLICITY 」竣工








