
三菱重工グループの三菱造船は2026年3月24日(火)、国立研究開発法人 水産研究・教育機構向けの新漁業調査船の命名・進水式を、三菱重工業 下関造船所 江浦工場で実施し、同船は「蒼鷹丸」と命名された。
「蒼鷹丸」は今後、艤装工事と試運転を経て、2027年1月に水産研究・教育機構へ引き渡される予定。引き渡し後は、サバ、イワシなど小型浮魚類の資源量調査、魚の餌となるプランクトンの調査、日本周辺の放射能モニタリング、黒潮の変動把握に向けた海洋モニタリング観測に従事する計画となっている。
同船は、1994年に三菱重工業下関造船所で建造された現行の「蒼鷹丸」の代替船で、「蒼鷹丸」の名を持つ5代目の漁業調査船に当たる。季節を問わず北太平洋全域での調査を想定し、8,000海里以上の航続距離と25日間以上の連続航海が可能な船体性能と居住環境を備える。
通信面では、ブロードバンド対応による陸上との連携強化と船内通信網の整備を進めた。船内区画は女性乗組員の乗船に配慮した構成とされ、機関室の自動化システムと航海情報統合システムも導入された。あわせて、運航費の抑制、性能維持、機器保守のしやすさを考慮した機器構成と構造が採用されている。
新「蒼鷹丸」は、全長約71.54メートル、全幅約12.0メートル、深さ約7.1メートル、総トン数約1,100トン。主機関はディーゼル機関で、航海速力は約13.5ノット、航続距離は約8,000海里以上、定員は36人で、内訳は職員8人、部員16人、調査員10人、予備2人となっている。
情報発表元:三菱重工業 - 三菱造船、水産研究・教育機構向け漁業調査船「蒼鷹丸」の命名・進水式を下関で実施







