画像提供:Ministerie van Defensie

オランダ政府は2026年3月9日(月)、デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン級フリゲート「エヴァーツェン(Evertsen:F805)」を同週から4月上旬まで東地中海に投入し、フランス海軍空母打撃群の防護とキプロス、同盟国領域の防衛に充てると、上下院に通知した。

発表はトム・ベレンセン外務大臣とディラン・イェシルギョズゼゲリウス国防大臣の連名で行われた。両相は、今回の派遣を中東情勢の最近の展開と、イランによる周辺国への攻撃を受けた防御的な措置と位置付けており、オランダ政府もこの派遣について、国際法秩序の保護に向けた欧州協力への寄与と、欧州パートナーとの連帯を示すものとしている。

フリゲート「エヴァーツェン」は2月4日(水)から、フランス海軍の空母「シャルル・ド・ゴール(Charles de Gaulle:R 91)」を中心とする空母打撃群の一員として行動している。フランスは、同艦による継続支援をオランダに要請していた。オランダ政府はこれを受け、同艦と乗艦部隊を原則として4月上旬まで東地中海で運用する方針を決めた。

オランダ政府は、同艦が空母打撃群の防護を担うことで、キプロスの防衛にも寄与すると説明、法的根拠については、フランスとキプロスからの要請に基づく軍事的貢献であり、地中海での航行は国連海洋法条約に基づく航行の自由によるとしている。キプロスへの攻撃に対する対応は、キプロスの個別的・集団的自衛権の行使に基づき、同艦や所属艦隊への攻撃に対しても自衛権を行使し得るとしている。

なお、フリゲート「エヴァーツェン」は、2021年に英空母「クイーン・エリザベス」を中心とする空母打撃群が来日した際に日本へ来航、横須賀港に寄港した実績がある。


情報発表元:De Rijksoverheid - Kabinet besluit Zr.Ms. Evertsen in te zetten in Middellandse Zee