今治造船グループの新笠戸ドックは、2026年2月27日(金)、同社で建造していた64,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「ULTRA DETERMINATION(ウルトラ・ディターミネーション)」を引き渡した。

同船は、共通構造規則(CSR BC&OT)の適用を受けるハンディマックスサイズのばら積貨物船で、固体ばら積貨物の積載に適した構造を備える。各貨物艙にはトップサイドタンクとホッパータンクを設け、前後方向に開閉するフォールディングタイプのハッチカバーを採用することで貨物艙口を大きく確保し、荷役性を高めている。甲板上にはクレーン4基を装備し、荷役設備が整っていない港湾でも荷役作業が可能。

対応貨物は、穀物や石炭に加え、鉄鉱石やセメントなどの高比重貨物、スチールコイルや長尺鋼材などの製品貨物に及ぶ。国際海上固体ばら積貨物コード(IMSBC Code)と国際海上危険物コード(IMDG Code)に適用し、多様な貨物輸送に対応する。

環境面では、海洋汚染防止条約(MARPOL)の大気汚染防止に関する各種規則を満足する機器を装備する。二酸化炭素の放出抑制指標については、要求されるフェーズ2要件に加えフェーズ3要件にも対応している。環境保全対策としてバラスト水処理装置を搭載し、シップリサイクル条約に基づくインベントリリストも備える。

推進性能の面では、プロペラ近傍に設けた省エネ付加物と高効率プロペラ、海水との摩擦抵抗を低減する船体外板塗料を採用し、推進性能の向上を図っている。

同船の主要寸法は全長199.98メートル、幅32.24メートル、深さ19.30メートル。載貨重量は63,541トン、総トン数は36,278。主機関は6S50ME-C9.7、航海速力は約14.0ノット。船級はNK、船籍はパナマ。


情報発表元:今治造船 - 64,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「ULTRA DETERMINATION」竣工