横浜市と出光興産、国華産業、商船三井、三菱ガス化学は、2026年2月6日(金)、横浜港沖合のNR錨地において、メタノール燃料のShip to Ship方式による供給、いわゆるメタノールバンカリングを実施した。錨地での実施は日本初となる。

このバンカリングでは、商船三井が運航、三菱ガス化学が傭船する外航船「第七甲山丸」に対し、国華産業が運航する内航ケミカルタンカー「英華丸」が燃料を供給した。錨地でのShip to Ship方式によるメタノール燃料供給は国内初の取組み。供給された燃料には、三菱ガス化学新潟工場で製造された国産のバイオメタノールも含まれ、「第七甲山丸」の運航時に使用される。

今回の取組は、国土交通省港湾局が2024年から2025年にかけて開催した「メタノールバンカリング拠点のあり方検討会」において整理された手続きや安全対策を踏まえたもので、関係者が2024年9月に横浜港で実施したシミュレーション結果や国内の化学品輸送に関する知見を基に準備が進められた。錨地でのバンカリングは従来の舶用燃料でも採用されており、運用上の利便性が高い手法とされている。

なお、「第七甲山丸」は、2026年1月に横浜市が拡充したメタノール燃料船向け入港料減免制度の適用第1号となった。今後、今回の事後検証を通じて得られた知見を整理し、他船種や他地域での展開に活用される方針。


情報発表元:横浜市 - 日本初︕Ship to Ship によるメタノールバンカリングを 横浜港の錨地にて実施しました