今治造船グループのしまなみ造船は、2026年2月5日(木)、同社工場で建造していた40,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「CL KIBOU」を竣工、発注者へ引き渡した。

「CL KIBOU」はトップサイドタンクを装備したセミボックス形状のホールド構造を採用しており、5ホールド5ハッチの貨物倉によって高比重貨物(3.0トン/立方メートル)の隔倉積みに対応する。石炭や鉱石などのばら積み貨物に加え、長尺物やコイルといった多様な貨物にも対応し、トップサイドタンクを活かすことで穀物輸送にも適した設計となっている。

荷役装置として、各クロスデッキ上に計4基のデッキクレーンを備えるとともに、各貨物倉には省力化と省スペースに優れたフォールディングタイプのハッチカバーを装備している。

環境対応面では、海洋汚染防止条約(MARPOL)の大気汚染防止規則を満たす各種機器を搭載しており、二酸化炭素排出抑制に関するフェーズ2要件を満たすのみならず、フェーズ3要件にも先行して対応している。さらに、バラスト水処理装置やシップリサイクル条約に基づくインベントリリストも搭載しており、環境保全への配慮が図られている。

推進性能の面では、プロペラ付近に設けられた省エネ付加物や高効率プロペラ、船体外板に採用された海水との摩擦抵抗を低減する塗料により、高い推進効率が実現されている。

本船の主要寸法は全長182.93メートル、幅31.00メートル、深さ15.00メートルで、載貨重量は40,109トン、総トン数は25,238トン。主機関には6G45ME-C9.7型機関を搭載し、航海速力は約13.75ノットとなっている。船級は日本海事協会(NK)で、船籍はパナマ。


情報発表元:今治造船 - 40,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「CL KIBOU」竣工